西日本実業柔道連盟
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第3回ラオス指導者派遣事業報告
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団長挨拶

山城武史 団長西日本実業柔道連盟では、若手柔道指導者養成の一環として、「近隣国の柔道普及拡大」と「国際感覚を身に付けた柔道指導育成を継続して行うこと」として、毎年近隣国との国際交流事業に取り組んでいます。
過去、フィリピン、ラオス2回、昨年はインドネシアで今年は5回目の派遣事業、3回目のラオス訪問となりました。
前2回は菊池正敏6段(長崎県出身、九州大卒・66歳)がJICA(国際協力機構)からの派遣コーチで滞在されており、入国から出国まで何かとお世話頂きました。
菊池先生はシーゲームズ(東南アジアスポーツ大会)では銅メダル1個程度だったラオスチームを金銀銅併せて10個前後のチームに育てられ「ラオス柔道育ての親」と呼ばれ、ラオス柔道連盟から高い評価を受けておられます。

菊池先生の後任として現在、2011年9月からJICAより派遣されている熊井憲治6段(福岡、嘉穂高〜早稲田大卒・66歳)が派遣されておられます。先般11月2日(金)午後3:15〜NHK総合テレビ「海を渡った三四郎たち〜ラオス日本人柔道家の挑戦〜」で、その熱心な指導振りが放映され大きな感動を呼びました。
このお二人は共に66歳・九州出身・東京丸の内警察署に集う「丸の内クラブ」の所属と共通項も多く知己の間柄。今回菊池先生は、ラオス柔道連盟の要請により、2012年12月ラオス・ビエンチャン市で開催されたAUG(アセアンユニバーシテイゲーム・柔道大会)の為の特別臨時コーチとして滞在中です。

日本・ラオス武道センター全景菊池先生が前回の滞在中に各方面に奔走されて3年前に日本の援助で完成し、柔道以外に剣道・空手などと時間シェアしながら利用されている日本・ラオス武道センターで、今ラオスのナショナルチームは合宿しており、お二人は連日その指導に当たられています。
当連盟からこのナショナルチームへの過去2回の訪問時は言葉の壁もあり、大変な苦労もあったようですが、今回は日本留学経験者(通訳可能)が2、3人いて、大いに助かりました。

連日、朝夕2回、30度の暑さの中、若手指導者達はそれぞれの数々の得意技を、持ち味を活かして指導。彼らの強みは指導した内容を乱取で実践証明しますから、説得力があります。今回も技術の向上に大きく貢献できました。同時に、彼ら自身も(たとえ言葉の壁がない日本でもそうなのに)人に教える難しさを痛感して、教え方を工夫。それによって師と弟子の信頼関係が築かれ、その結果、教える喜びなどを、身をもって学び、会得し、経験したようで、派遣の目的達成に大きく近づいたと思われます。

現地新聞報道滞在中はラオス柔道連盟ケマサ会長による歓迎会を受け、日本大使館横田大使、JICA戸川所長、エリートスポーツ局センポン局長を公式訪問。エリートスポーツ局では持参した寄贈品(ビデオカメラ・柔道着・Tシャツ・テーピングテープ・タオル等)の贈呈セレモニーを行いました。その様子は地元新聞記者の取材を受け、大きく報道されました。
我々や熊井先生、選手たちとは初顔合わせでも3回目の訪問と云う事もあり、双方に信頼感、安心感があり、菊池先生を中心に意思の疎通が良く、指導を含めて今回の全行程はスムーズで、国際交流、親善という所期の目的を達成し、全員無事に帰国致しました。

最後になりましたが、ラオス柔道の今後益々の発展と、健勝をお祈りいたしますと共に、今回の派遣に際し賜りました、ラオス国の関係各位、在ラオス同胞の方々、派遣元企業様及び当連盟関係各位のご高配とご支援に深く感謝申し上げます。

山城武史 団長
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