先鋒戦。左組みの両者、互いに警戒して技が出ず、1分51秒両者に指導1。その後も両者がっぷり組み合うも無為に時間が経過する。終盤になりようやく吉崎が攻め始めるが時既に遅く、引分ける。
次鋒戦は、古賀右組み、深川左組みの両者の対戦。体重差は30kg近い。古賀は軽量ながらもよく動き、深川の得意の組み手を封じる。攻撃のない両者に1分26秒指導1。2分過ぎ、古賀は危うく深川の強烈な大外刈に倒されそうになるが、辛うじてこれを防ぐ。その後は巴投を仕掛け、深川に組ませず、隙も見せず、首尾よく引分ける。
中堅戦。浦邉左、浦田右のけんか組み手。浦邉は中盤以降、足技から払腰のコンビネーションよく攻める。スタミナを消耗し、受けに回り始めた浦田に2分54秒に指導1。終盤、相手の疲労に乗じた浦邉は畳み掛けるように攻撃を重ね、時間切れ1秒前に浦田に指導2。新日本製鐵リード。
副将戦。けんか組み手の両者の対戦。右組みの近藤得意の背負投を、船津は近藤の釣り手をうまく封じて防ぐ。終盤、近藤は挽回を期して盛んに攻めるが一歩及ばず。残り15秒、組み際に釣り手を伸ばした近藤の右腕を、船津が抱え込んで内股に攻め、そのまま腕挫腋固の形で体を預ける。近藤は右腕を抱えて苦痛の表情。直近に居た副審が合議を申し立てるも試合続行となり、そのまま時間。引分。
大将戦。中量級の両者、共に試合巧者ぶりを発揮して好勝負を展開。1分過ぎ、組み際に足払で畳に伏せた川端を、ベテラン吉岡は執拗に、巧みに、これを返し横四方固に抑える。その後、崩袈裟固に移行し、準決勝戦と同じく2分ジャストに一本。吉岡ワンチャンスをものにし、チームの優勝に貢献。
第三部から第二部昇格は、上位4チーム(新日本製鐵、NEXCO柔道倶楽部A、JAKE・JAPAN、セコム上信越A)の4チーム。
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