西日本実業柔道連盟
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厚生労働大臣杯争奪第55回全日本実業柔道団体対抗大会  兵庫県立武道館
男子第二部 勝ち上がり表>>
順位 団体名
優勝 旭化成
2位 了徳寺学園
3位 セコム
3位 九州電力
男子第2部は旭化成が第1部と併せ制覇し、2部門優勝の快挙となった。勝った旭化成、敗れた了徳寺学園両チーム共、来年は第1部に2チームが出場する。
準決勝戦第1試合
了徳寺学園    4   −   0 セコム
(先鋒) 松岡美貴 3段   引分   竹田 寛 3段
(次鋒) 鈴木貴士 3段 優勢勝 落合雄太 4段
(中堅) 荒平佳也 2段 優勢勝   松原 豊 3段
(副将) 軽部友和 3段 優勢勝   飯銅崇晋 4段
(大将) 雑賀俊行 3段 優勢勝   丸山昌孝 4段
準決勝戦第2試合
九州電力     1   −   2 旭化成   
(先鋒) 桑原和寿 4段 優勢勝   角地信太郎 4段
(次鋒) 嶺 直樹 3段   引分 家泉 崇 3段
(中堅) 江上忠孝 3段   引分   繁昌久哲 5段
(副将) 川波慎太郎 4段   優勢勝 塘内将彦 5段
(大将) 雑賀俊行 3段   払腰 河野 誠 4段
 準決勝戦第2試合は先鋒松岡、副将軽部、大将雑賀の活躍で無難に勝ち上がった了徳寺学園と、これまた飯銅、笠原らがポイントを確実にものにし準決勝戦進出したセコムとの対戦。試合は、先鋒戦引分の後、了徳寺学園が連続4ポイントを連取、難なく決勝戦に駒を進めた。  準決勝戦第2試合は、ここまでの2試合の得点が9の九州電力と、全勝の旭化成の対戦。3週間前に行われた西日本実業柔道団体対抗大会で一敗地に塗れた九州電力は、雪辱を期して臨んだ一戦であったが、先鋒のリードを守れず、後半旭化成に逆転を許し、再び苦杯を喫する。

決勝戦

了徳寺学園     0   −   2 旭化成 
(先鋒) 松岡美貴 3段 引分   角地信太郎 4段
(次鋒) 鈴木貴士 3段   引分 家泉 崇 3段
(中堅) 荒平佳也 2段   引分   繁昌久哲 5段
(副将) 軽部友和 3段   優勢勝 塘内将彦 5段
(大将) 雑賀俊行 3段   袈裟固  河野 誠 4段
24チームによる戦いを制しての決勝戦は、強豪九州電力を退けた旭化成と、対するは緒戦から危なげなく勝ち進んだ了徳寺学園の両雄。

先鋒、松岡対角地戦。前半は激しい組み手争い。中盤両者指導1の後、角地が戦いの主導権を握るが、決め技を欠き引分ける。

次鋒戦。鈴木、家泉共に消極的で単調な戦い。2分19秒に両者指導2を受け、そのまま引分。

中堅戦、荒平対繁昌の中量級同士の戦い。荒平は抱え込んでの小外刈、小内刈を繰り出すが、巧者繁昌、難なくかわして引分。勝負は後半に持込まれる。

 副将戦は、組み際に内股を仕掛ける軽部に、塘内は守勢に回り1分5秒指導1を受ける。その後塘内が攻勢に転じ、2分15秒、軽部の一瞬の隙を捉え内股で有効を奪い、旭化成待望の1勝を上げる。

 大将戦は、今大会すべて一本勝、絶好調の河野が開始51秒雑賀から大内刈で有効を奪い、そのまま袈裟固に押え込み一本。   旭化成は3度目の第2部優勝。来年は、両チーム共第1部で2チーム出場。
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