当連盟は、「近隣国の柔道の普及向上」を目的とした国際交流と「国際感覚を身に付けた指導者の育成」を継続的に行うことを主な事業の一つとしている。2005年には「フィリピン」に使節団を派遣し、その後も継続の予定であったが政情不安のため断念せざるをえず、その後は「ベトナム」とも交渉したが現地柔道協会の体制の変更により成立には至らなかった。
今回の「ラオス」派遣は、JICA(国際協力機構)のシニアボランティアの菊池正敏氏と瀬戸口正征事務局長が懇意であり、氏がこれまで5年間ラオスにおいて柔道の普及発展に尽力されてきたことなど、正しい情報の収集と連携がスムーズに運んだ結果である。
ラオスに決定後は日程や指導員の選出方法等を入念に検討し、「全柔連国際部」等の関係先とも連絡を取りながら詳細を詰め、また各企業のご協力で優秀な指導員を推薦頂くこともできた。現地での活動内容はこの報告書記載のとおりであるが、指導員達の努力により「ラオス柔道協会」から高い評価をうけることができた。
ビエンチャンでは他に「ラオス国家スポーツ委員会」「駐ラオス日本大使館」「JICAラオス事務所」を訪問し、各要人に挨拶することが出来、地元新聞でも大きく報道されたのは菊池正敏氏のきめ細かな根回しによるものであった。
最後に、入国から出国までお世話いただいた菊池正敏氏、並びに派遣企業の方々と連盟役員の方々に厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
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