先鋒戦。小塚がやや押し気味に試合を進めるが、共に消極的とみなされ59秒と2分30秒に両者指導を受け、引分。
次鋒戦。左右のケンカ組み手の両者、単調な攻防が続き、46秒、1分25秒、2分27秒と指導3まで受けて引分ける。
中堅戦。決勝戦まで全勝、他を圧する実力を見せつけ勝ち進む145kgの巨漢平澤は、まず左襟を掴み、次に右襟を握った開始10秒、今本を両腕で持ち上げながら左膝まで掛ける深い小外刈で大きく浮かせた後、豪快に畳に叩き付けて一本を奪う。
副将戦。尻を向けた状態で相手に対し、機を見て回り込みながら相手の懐に飛び込もうとする庄司に対し、この戦法を熟知した菊池はこれを嫌って組み合わない。試合はこの奇妙な攻防に終始する。そして、2分30秒、3分36秒と共に指導。更に、終了間際の3分58秒に両者指導3を受け、引分。
大将戦。左右のケンカ組み手。引き手の探りあいから、前に圧力を掛ける豊田に対し、野村は回りこんでこれを捌く。2分19秒には、組み合わない両者に指導1。組み合い始めた中盤以降は、野村が前に出て、豊田はこれをしのぐ展開。結局、両者見るべき技なく引分。退屈な一戦はAチームが制し、優勝を飾る。
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