西日本実業柔道連盟
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活動内容
総理大臣杯争奪第47回西日本実業柔道団体対抗大会 大会報告

大会概況

連休最終日の5月6日、「故米澤三郎名誉会長追悼・総理大臣杯争奪第47回西日本実業柔道団体対抗大会」は、尼崎市記念公園総合体育館において、男子72チーム、女子11チームが参加して開催された。恰も故米澤名誉会長哀惜の涙の如く、篠つく雨が公園の新緑の木立を濡らし、梢を伝う大粒の雫が会場へ急ぐ人々に降り注いだ。会場では、窓打つ雨音の中、熱い戦いが繰り広げられた。

大会は、9時30分から米田圭佑大会委員長の開会宣言にて開始し、国歌斉唱、故米澤三郎名誉会長の御霊に黙祷、前年度各部優勝チームによる優勝杯・優勝旗返還の後、森詳介大会会長の開会挨拶の後、故米澤名誉会長のご遺族に感謝状及び記念品の贈呈を行った。続いて、来賓挨拶で地元尼崎市教育長保田薫様から歓迎のお言葉を頂戴した。

故米澤三郎名誉会長の略歴

その後、山本裕洋審判長から試合場の注意と大会申合わせ事項について説明があり、選手を代表して旭化成柔道部主将の高橋宏明五段が力強く選手宣誓を行った。そして、柔道ルネッサンススピーチに移り、選手時代に本大会で活躍した旭化成柔道部コーチの繁昌久哲氏が、柔道と礼について自らの経験に基づき、その思いを語り、礼の重要さを真剣に訴えた。
開会式終了、選手退場の後に引き続き4試合場に分かれて試合が開始された。

男子第一部は、連勝記録更新を狙う旭化成が、準決勝戦で今年の全日本選手権出場選手2名を擁するダイコロの抵抗を退け決勝戦に進出。3年ぶりに決勝戦に駒を進めた九州電力との九州勢同士の決勝戦では、先鋒から中堅まで連続して勝ち点を上げ、早々と9年連続25度目の優勝を飾った。

男子第二部は、全試合中一つの引分以外は、すべて勝点という破竹の勢いで勝ち進んだ旭化成と、これも向かうところ敵無しの圧倒的な強さで進撃を重ねた大阪拘置所との決戦。結果は、旭化成が大阪拘置所を5対0で零封。旭化成は1年で第一部に復帰。来年は第一部に2チーム出場となる。一方の敗れた大阪拘置所も念願の第一部昇格。

男子第三部は、昨年から14チーム増えて53チーム。過去最高のチーム数。激戦が予想されたが、決勝戦は全試合勝点、それも優勢勝が1点で、他は全て一本勝というほぼパーフェクトで決勝進出した関西医療学園Aと、姫路少年刑務所との接戦を除き、圧倒的な力を見せて勝上った戸鉱業社Aとの息詰まる熱戦となった。結果は、引分ければ自軍の敗北となる場面で、関西医療学園Aの大将山本が時間切れ寸前に巴投から踵返しの連絡技の効果を奪い、劇的な初優勝を飾った。

女子の部は、昨年優勝のワイエスフードと準優勝のダイコロ共に欠場するというやや寂しいものとなった。決勝戦は学生OGのクラブチーム近大クラブと、同じく学生OGの立命館柔道クラブを接戦の末降した十全会回生病院との対戦。近大クラブが十全会回生病院を圧倒し、クラブチーム初の優勝を飾った。

男子の最優秀選手賞である銅金賞は、全試合一本勝、旭化成九連覇の原動力、円熟味を増した主将の高橋宏明選手が五年連続で受賞。

女子の最優秀選手賞には、初優勝の立役者、全試合一本勝の新人石森敦子選手が文句無く選ばれ、岡林賞と新人賞の松本賞を手にした。

男子の新人賞の松本賞は、第三部優勝チームから、全試合を豪快な投げ技一本勝の戸鉱業社A赤迫諒介選手が受賞した。

故米澤名誉会長を顕彰して本大会から設けた男子第二部の最優秀選手の米澤賞は、旭化成の大将、これも全試合一本勝、昨年の新人賞の木村純選手が受賞した。





対戦記録と戦評

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第3回尼崎少年柔道紅白試合

第45回大会から、地元尼崎市の柔道少年少女の団体試合を開催することといたしました。各級決勝戦の前に、小学生の部を第1試合場で、中学生の部を第2試合場で同時開始。試合終了後、全員に記念品を手渡ししました。

出場選手

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