京葉ガス 5 − 0 九州電力B
東レ滋賀 2 − 1 ADRIA
東芝 4 − 1 NEXCO柔道倶楽部
九州電力A 5 − 0 三菱化学物流
京葉ガス 4 − 0 東レ滋賀
東芝 2 − 2 九州電力A
京葉ガスは、決勝戦まで述べ15回の戦い中、唯一1つ引分けした以外は14勝と破竹の勢いで勝ち上がって来た。期待の新人花本に重量級を揃える強力な布陣。一方の九州電力Aは、際どい試合を今年九州大学大学院終了の修士山本や新人近藤等の活躍で、決勝戦に駒を進める。
京葉ガス 4 − 0 九州電力A
次鋒戦。市川右組み、森左組み、両者引き手を探りあう展開。右釣り手を森の左手下から突き上げ、引き付ける市川の組み手が優勢な中、1分55秒、市川は右脚を飛ばして支釣込足気味に森の左足を刈り込み、有効を奪う。その後も、市川の有利な組み手は変わらず。森、反撃の大外刈を仕掛けるも不発に終わる。京葉ガスがタイに持ち込む。
中堅戦。巨漢の紺野に挑む川波は盛んに動いて揺さぶるも、紺野は動ぜず。中盤、もつれたところで、川波が倒れながら仕掛けた朽木倒も、市川は体を捻って難を逃れる。その後は、徐々に市川の攻勢が強まり、3分4秒、川波に指導1が与えられる。続く3分20秒には、紺野は大内刈で技ありを奪い、そのまま横四方固に押さえる。川波は負傷したか、紺野の背を叩く。紺野一本で京葉ガスがリード。
副将戦。中濱右、南左のケンカ組み手の両者、中濱は引き手を南の左袖を掴み、南は引き手で中濱の襟を持ち、互いに勝機を探る。両者、一進一退の攻防の中、3分23秒、中濱が南の大内刈を返して有効を奪い、そのまま上四方に固める。京葉ガスが優勝を決める。
大将戦。勝負の決した九州電力桑原であるが、新人林の勢いにやや臆する気配を見せる。反対に徐々に攻勢を強める林は、試合中盤の2分30秒過ぎ、背負投を堪え大内刈で返す桑原を、委細かまわず回り込みつつ、場外際で大外刈を放つと、桑原は場外で大きく背を打ち一本。終わってみれば京葉ガスの圧勝で終わる。京葉ガスは男子第2部で2回目の優勝。堂々1年で第1部復帰を優勝で花を添える。