決勝戦
昨年優勝の近大クラブを2回戦で1−0の僅差で降して、決勝戦に勝ち上がった一昨年の優勝チームのワイエスフードと、これまた初戦の道草道場、2回戦の龍谷クラブを1−1の内容勝ちという際どい戦いで決勝戦に初進出した、ひらた整骨院クラブとの決勝戦。
先鋒戦。共に右組み。試合は、ワイエスフード藤原の低い右背負投が潰れ、伏せたところをひらた整骨院クラブ片山が寝技で攻める展開で試合が進む。中盤以降は、逆に藤原が寝技で攻めるも時間となり、引分ける。
中堅戦。共に右組みながら、ワイエスフード久保が組み手争いをリードし、低い右背負投で攻める。ひらた整骨院クラブ野村は、やや攻めあぐむ。ところが、1分13秒、久保に袖口注意が与えられる。リードを許した久保は、背負投、肩車で猛攻を重ねるが、野村難なくこれを捌き、ひらた整骨院クラブが先制。
大将戦。ワイエスフード手島は、開始早々、左背負投が潰れて、畳に伏せた津野を執拗に寝技で攻め続け、遂に44秒津野を裏返し、横四方固で25秒間押え込む。ワイエスフード、逆転で2年ぶり2度目の優勝。
2年ぶりに出場したワイエスフードが、元ミキハウスの手島、藤原の活躍でV2達成。みどり児を抱いて会場入りしたバーミンガム世界選手権63kg級チャンピオンの手島(旧姓前田)は、チーム優勝の立役者となる獅子奮迅の大活躍で、岡林賞を受賞。「母の日」(5月11日)のヒロインは、やはりママ。手島、母でも強し。
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