西日本実業柔道連盟
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第37回全日本実業柔道個人選手権大会 尼崎市記念公園総合体育館
男子81kg級 勝ち上がり表>>
順位 選手名 所属
優勝 高松 正裕 旭化成
2位 吉永 慎也 新日本製鐵・広畑
3位 西村 聖志 セコム
  武藤 力也
準々決勝戦第1試合
3 山田 光樹(JAKE・JAPAN)   延長戦・優勢勝 3 西村 聖志(セコム)
 
準々決勝戦第2試合
4 吉永 慎也(新日本製鐵・広畑) 延長戦・横四方固   3 軽部 友和
 
準々決勝戦第3試合
4 仲田 直樹(まるや接骨院)   優勢勝 4 高松 正裕(旭化成)
 
準々決勝戦第4試合
3 武藤 力也 体落     4 角地 信太郎(旭化成)
 
準決勝戦第1試合
3 西村 聖志(セコム)    横四方固  4 吉永 慎也(新日本製鐵・広畑)
 
最多107名エントリーのこの階級の準決勝戦第1試合。
西村は準々決勝戦までは、不戦勝2、効果優勢勝、延長戦での一本背負投一本勝と徐々に調子を上げて準決勝戦進出。
一方の吉永は、合せ技一本勝、効果優勢勝、延長戦・判定優勢勝で勝ち進む。

両者右組み。組み手争いでは両者袖を取り合い、膠着し、その状態から両者技を繰り出すも、つぶれてポイントにならない。
ようやく3分22分、吉永が大外刈から横に捻るように巻込むと、西村が横倒しに倒れて、効果の宣告。

吉永のリードで迎えた3分50秒過ぎ、はやる西村が掛けた背負投を吉永が巧みにつぶし、西村を裏返しにして抑込に移行。4分9秒肩固でがっちり抑え、一本。
吉永、2年ぶりに決勝戦に進出。
 
準決勝戦第2試合
4 高松 正裕(旭化成) 優勢勝   3 武藤 力也
 
73kg級から転向の高松。減量の苦しみから逃れてのこの大会は、緒戦の3試合を得意の大外刈、背負投の鮮やかな一本勝で勝進む。
対する武藤は、今年東海大からに入った新人。ここまでオール一本勝。特に、強豪の河原を払腰で、昨年準優勝の角地を体落で降して快進撃。

共に左組み。互いに背負投で攻めるも決め手なく試合が進んだ3分12秒、高松、右足で小外刈に武藤の左足を払えば、武藤転倒し効果。

高松、更に大外刈、一本背負投と攻め立てて、3分42秒武藤に指導1が与えられる。その後、武藤は内股で反撃するもつぶれるばかりで時間。
高松、堂々の決勝戦進出。
 
決勝戦
4 吉永 慎也(新日本製鐵・広畑)   延長戦・優勢勝 4 高松 正裕(旭化成)
 
73kg級で一世風靡した高松と寝技の吉永の対戦。高松は得意の背負投、大外刈で吉永を攻めるが、吉永は両襟をがっちり引いて守りを固め、容易に堅陣を崩さない。幾度か、高松が伏せたところを吉永は寝技に攻めるが、高松は難なくかわし引分。

 延長戦でも、高松が積極的に攻める。1分39秒、高松は低い一本背負投を掛け、体が崩れた状態からそのまま立ち上がろうとした吉永を、大内刈の体勢で押し込むと、吉永はたまらず尻餅を着き、有効の宣告。
この瞬間に勝負が決し、階級を上げて挑んだ高松は嬉しい初出場、初優勝。
 
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