西日本実業柔道連盟
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第37回全日本実業柔道個人選手権大会 尼崎市記念公園総合体育館
男子60kg級 勝ち上がり表>>
順位 選手名 所属
優勝 小川 武志
2位 佐々木 伸次朗
3位 和泉 強志 セコム
  室岡 雅典 グローバルアリーナ
準々決勝戦第1試合
4 小川 武志 優勢勝 4 坂口 誉寿(はりば)
 
準々決勝戦第2試合
4 和泉 強志(セコム) 一本背負投 3 花田 早樹(アーバンセキュリティ)
 
準々決勝戦第3試合
3 佐々木 伸次朗 優勢勝 3 佐藤 昌栄(駒澤大学柔友会)
 
準々決勝戦第4試合
3 室岡 雅典(グローバルアリーナ) 延長戦 優勢勝   2 鈴木 祐介(まるや接骨院)
 
準決勝戦第1試合
4 小川 武志 延長戦 優勢勝   4 和泉 強志(セコム)
 
小川左組み、和泉右組みのけんか組み手の対戦。三連覇を目指す小川は、準々決勝戦まで、背負投一本勝、巴投一本勝、有効優勢勝と順調に駒を進める。
対する新人和泉も強化B選手、昨年の全日本学生チャンピオン。合せ技一本勝、延長戦・指導1、一本背負投一本勝で勝ち上がる。

右組み同士の二人の対戦。組み手争いから両者技を掛け合うも決め手にならない。終盤の4分9秒になって、ようやく和泉は、背負投を小川がこらえるところを後ろに倒し、効果を先取。
ところが和泉が守りの態勢に入り、4分41秒、小川が組み際に押し込んだところを、退きながら掛けた背負投が崩れ、自ら伏せてしまう。偽装的攻撃で指導1を受ける。勝負が振り出しに戻ったところで時間切れ引分。

ゴールデン・スコア方式による延長戦では、和泉に疲労の色濃く、小川の手数が目立つ。小川優勢に試合を進める中、遂に1分38秒、和泉が奥襟を持った瞬間、小川が低く一本背負投に入ると和泉の体がくるりと回り、技ありの宣告、勝負が決す。
 
準決勝戦第2試合
3 佐々木 伸次朗 優勢勝   3 室岡 雅典(グローバルアリーナ)
 
過去準優勝2回の佐々木、念願の初優勝を期して、効果優勢勝、背負投一本勝、旗判定、有効優勢勝でここまで駒を進める。
相手の強化Cの新人室岡は、一本背負投一本勝、効果優勢勝、延長戦・効果優勢勝、有効優勢勝で準決勝戦進出。

佐々木右、室岡左のケンカ組み手。佐々木は、背負投、小内刈、室岡、大内、内股で攻めるも決め手なく、3分20秒に両者に指導1。

その後、3分55秒には、佐々木、室岡を大きく左に引き回し、払腰に入れば、室岡転倒し、効果。佐々木3度目の決勝戦進出を果たす。
 
決勝戦
4 小川 武志 (指導1) 3 佐々木 伸次朗
 
決勝戦は、2年ぶり再び同僚対決となった。両者共に右組み手。開始早々、小川は一本背負投で佐々木を大きく浮かせる。その後も足技、巴投と多彩な攻撃で試合を優勢に進める。

遂に3分6秒、佐々木に技が出なくなったところで指導1。結局これが唯一のポイントとなって、小川の優勢勝。小川、堂々の三連覇達成。
 
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