準決勝戦第1試合
4 小川 武志 |
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延長戦 優勢勝 |
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4 和泉 強志(セコム) |
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小川左組み、和泉右組みのけんか組み手の対戦。三連覇を目指す小川は、準々決勝戦まで、背負投一本勝、巴投一本勝、有効優勢勝と順調に駒を進める。
対する新人和泉も強化B選手、昨年の全日本学生チャンピオン。合せ技一本勝、延長戦・指導1、一本背負投一本勝で勝ち上がる。
右組み同士の二人の対戦。組み手争いから両者技を掛け合うも決め手にならない。終盤の4分9秒になって、ようやく和泉は、背負投を小川がこらえるところを後ろに倒し、効果を先取。
ところが和泉が守りの態勢に入り、4分41秒、小川が組み際に押し込んだところを、退きながら掛けた背負投が崩れ、自ら伏せてしまう。偽装的攻撃で指導1を受ける。勝負が振り出しに戻ったところで時間切れ引分。
ゴールデン・スコア方式による延長戦では、和泉に疲労の色濃く、小川の手数が目立つ。小川優勢に試合を進める中、遂に1分38秒、和泉が奥襟を持った瞬間、小川が低く一本背負投に入ると和泉の体がくるりと回り、技ありの宣告、勝負が決す。
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