決勝戦
5 野瀬英豪(了徳寺学園) |
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優勢勝 |
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3 北川勝広(アルゼ) |
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組合わない両者に1分30秒指導1。その後1分41秒、2分19秒、両者それぞれ各指導2を受けた後は、北川がやや有利に試合を進めるも決定打を欠く。そのまま延長戦に入ると思われた残り2秒、野瀬が右手で北川の左膝辺りのズボンを握るや、北川も右手で野瀬のズボンの左膝辺りを握る。野瀬は、そのまま後方へ放り投げようとし、北川は朽木倒で押し込もうとする。その一瞬の攻防も北川の支配力が野瀬を上回り、後方に圧力が掛かると野瀬は堪らず尻から倒れる。技ありの宣告と同時に試合終了。66kg級から階級を上げたベテラン北川が73kg級を制す。一方、81kg級から階級を下げて臨んだ野瀬は、一本勝を重ねて(準々決勝戦まで)勝ち上がって来たが、時間切れ寸前惜しくも涙を飲む。かくして、今大会で階級を上げて出場した北川が、大会史上初の3桁の数の参加となったこの階級の長く激しい戦いを制した。北川は4年前の66kg級優勝と併せて2階級を制覇。 |
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