西日本実業柔道連盟
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第36回全日本実業柔道個人選手権大会 尼崎市記念公園総合体育館
男子100kg超級 勝ち上がり表>>
順位 選手名 所属
優勝 片渕 慎也 日本中央競馬会
2位 落合 幸治 新日本製鐵広畑
3位 松山 毅 旭化成
  大鋸 新 旭化成
準々決勝戦第1試合
  4 松山 毅 (旭化成) 小外掛     3 森 俊介(九州電力)
 
準々決勝戦第2試合
  3 保立 勝(アルゼ)   延長戦(指導1)   3 落合幸治(新日本製鐵・広畑)
 
準々決勝戦第3試合
  5 大鋸 新(旭化成) すくい投     4 河野 誠(旭化成)
 
準々決勝戦第4試合
  4 片淵慎也(日本中央競馬会) 優勢勝     3 木村 純(旭化成)
 
準決勝戦第1試合
  4 松山 毅 (旭化成)   支釣込腰   3落合幸治(新日本製鐵・広畑)
   右の相四つ。巨漢松山は落合の奥襟から背中を握って圧倒。落合は防戦一方となり、開始1分落合に指導。しかし、その後は落合もしっかり組合い、1分27秒、右大外刈でフェイントの後、右支釣込足から捻りながら右隅に引き落とすと、松山の巨体はもんどりうって横転する。一本。昨年の覇者松山敗れる。
 
準決勝戦第2試合
  5 大鋸 新(旭化成) 優勢勝   4 片淵慎也(日本中央競馬会)
   大鋸右組、片渕左組のケンカ組手の対戦は、短躯片渕が盛んに内股、小外刈で大兵の大鋸を揺さぶる。中盤はやや膠着状態が続いたが、2分45分に片渕が場外付近で小外刈から体を捨てると、大鋸の巨体は大きく転がり、技あり。その後、両者の動きが止まり3分23秒に両者指導1。終盤は大鋸が幾度か大外刈、払腰で反撃するも片渕がうまく捌いてブザー。新人片渕堂々の決勝戦進出。
 
決勝戦
  3 落合幸治(新日本製鐵・広畑) 内股   4 片淵慎也(日本中央競馬会)
   落合右組、片渕左組の両者は共に組合わず34秒に両者指導1を受けるも、猶、引手争いに終始し、中盤過ぎまで凡戦の趣を呈した。試合が動き始めたのは3分15秒、片渕が組際にフェイクで左足を飛ばすや否や小外掛を仕掛け、落合に尻餅を着かせ効果を奪ってから。その後は、落合が反撃に転じるも、片渕はこれを捌きつつ終盤を迎える。ところが、残り15秒に攻勢に出る落合の一瞬の虚を衝き、内股で落合を跳ね上げると、落合は大きく宙を舞って場外際に落下。地元大阪出身の新人片渕、ちびっ子の大声援を背に浴びて初優勝を一本勝で飾る。
 
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