ミキハウス、ダイコロを4年連続決勝戦で退け15連覇、15回目の優勝。
4年連続、7度目の両者の決勝戦対決。ミキハウスは、全勝で決勝戦進出。
対するダイコロは、オール一本勝の全勝という破竹の勢いで勝ち上がる。
先鋒戦。両者右組みで、背負投を中心の試合展開。序盤、ダイコロ野村巧みな体捌きでミキハウス前田の攻めをかわす。前田、攻めあぐねこのまま引分になるかと思われた2分47秒、前田意表を衝く双手刈で効果を奪い、そのまま寝技に移行。そのまま寝技の攻防となり、野村の動きにうまく反応し、残り32秒横四方固で押さえ込む。そのままブザーとなり、ミキハウス先取。
中堅戦は、左組みの両者の対決。ミキハウス赤嶺が先手を取って、ダイコロ内田の奥衿を掴み、内田を制すると、内田これを嫌がって赤嶺のズボンを掴み、開始22秒指導1を受ける。その後は両者共攻めが単調になり、2分20秒赤嶺に指導1、内田に指導2が与えられる。試合再開直後の2分24秒、赤嶺が組み勝った刹那、払腰を放つと見事に決まり一本。ミキハウスの15連覇成る。
大将戦。今年の全日本女子柔道選手権第3位のミキハウス木屋と2年前の全日本女子柔道選手権準優勝のダイコロ近藤との一戦。体格に勝る木屋が終始試合の主導権を握り、1分48秒、切れ味鋭い出足払で効果を奪う。ポイントでも優位に立って試合を進めた木屋が、残り50秒、反撃を試みる近藤の払腰を谷落しで体を捨てると、近藤の体が大きく浮き、そのまま背中から畳に沈み、一本となる。
絶好調で勝ち上がったダイコロであったが、又もミキハウスの前に涙を飲む。全日本女子柔道選手権で活躍した木屋は、この大会でも全試合一本勝の大活躍。最優秀選手賞、岡林杯の栄冠を手中に収めた。
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