準決勝戦
3沢優太(了徳寺学園) 縦四方固 ○4生田秀和(綜合警備保障)
全試合一本勝で勝上がった新人沢が実業柔道3年目の生田に挑む準決勝戦。喧嘩組み手の両者、開始早々は組み手争いが続き39秒に両者指導。その後、1分過ぎ沢の左背負投を生田が返してそのまま縦四方固で押え込む。1分30秒に25秒経過のブザーの音が鳴り、生田初の決勝戦に進出。
3松山毅(旭化成) 大内刈 ○4江上忠孝(九州電力)
九州勢同士。共に全試合一本勝で勝ち上がった両者の一戦は、開始37秒組み手争いに勝ち、左手で奥襟を取った江上が大内刈を仕掛ける。松山大内返しで応じるものの能わず、そのまま背中から畳に沈む。組み手の工夫で新境地を開いた江上、全試合一本勝で2年ぶり決勝進出。
決勝戦
4生田秀和 ○横四方固 4江上忠孝
開始29秒、奥襟を狙って前に大きく踏み出した江上の左足を生田が小外掛で足を掛け、右へ捻るように江上を横転させ、有効を奪う。そのまま横四方固に押え込み55秒一本。あっけない決勝戦となった。生田初優勝を一本で飾る。江上、好事魔多しの譬え通りの痛い失点。
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