西日本実業柔道連盟
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活動内容
追悼 故米澤三郎名誉会長の御霊に捧ぐ
西日本実業柔道連盟 理事長 米田圭佑

西日本実業柔道連盟を代表し、平成18年12月14日に享年86歳でご逝去された故米澤三郎名誉会長の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。

米澤名誉会長、あれほどお元気でおられましたのに、何故忽然と逝ってしまわれたのですか。私たちはこのような悲しい現実を信じたくありません。
思えば、昨年11月、腰痛のため検査入院された由。ところが、12月15日の朝突然、悲報に接しました。爾来、西日本実業柔道連盟関係者一同は悲痛な思いに沈んでいます。

名誉会長には、講道館大阪国際柔道センター長として我が国柔道界の大御所のお立場にも拘わらず、兄弟弟子の故松本甫会長の急逝に際して、持ち前の侠気、責任感から、敢然、当連盟の会長職と連盟事務局をお引受け戴きました。これにより連盟は虎口を脱することができたばかりか、ご就任後はご高齢を顧みられることなく、精力的に海外との交流事業等数々の新機軸を打ち出されました。そして、会長ご就任時の言明の通り、1期2年を全うされての潔いご勇退。古武士の如き鮮やかなその出処進退に、当連盟役員揃って深い感銘を覚えたのは、つい1年前のことでございます。

周知の通り、名誉会長は社業におかれましては、「貿易立国」の信念の下、会社の発展に心血を注いで来られました。否、企業の枠を超えて斯業の社会的地位の向上に奔走されました。同時に、終生愛してやまなかった柔道では、幼少より西の講道館と呼ばれた大阪の洪火会で浜野正平先生の愛弟子として修業に励み、講道館柔道の発展に多大な貢献をなされました。そのご功績、ご人徳は「お別れの会」における各方面のご参列者の顔ぶれをみれば一目瞭然でございます。
また、創設された近畿通関柔道部におかれては、業務優先、柔道が強いだけの部員は不要、「文武両道を追求すべし」との方針を掲げられ、今日に至っています。これぞまさに実業柔道の真髄に他なりません。

振り返れば、名誉会長は永年務められた当連盟副会長、全日本実業柔道連盟副会長として、主催する各実業大会には必ず出席され、閉会式まで熱心に観戦されておられたお姿が瞼に浮かびます。これからは大会でもお会い出来ないかと思えば、哀惜の涙を堪えようもありません。今はただ、在りし日のご風貌を懐かしむばかりでございます。

米澤名誉会長、西日本実業柔道連盟関係者全員は、名誉会長の柔道に対する情熱とその精神を受け継ぎ、斯道の発展、普及に微力を注ぎ続けることをお誓い申し上げますと共に、ここに謹んでご生前のご厚恩に深甚なる感謝を込めてご冥福をお祈り申し上げます。

どうか安らかにご永眠下さい。

合掌
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